中学受験は高校・大学受験と比べても一番大変だといわれています。そんな受験に向かって純粋にがんばり続けるわが子。そのとき母親はどんなサポートをすればいいのでしょうか?母親が心穏やかでいるためにも、ママ友とのつきあい方が大切です。
中学受験は、みんなが幸せになるため
中学受験終了後に子どもたちが書いている受験体験記を読むと、下記のようなことが多く書かれています。
・最後までがんばれたのは、親や塾の先生、受付の方、警備員さん、友だちなどみんなが支えてくれたおかげです。
・おいしいごはんを作ってくれたり、勉強につきあってくれたり、悩みを聞いてくれたり…いつも励まし続けてくれた親には感謝の気持ちでいっぱいです。
・中学受験の体験は一生の財産です。
意外かと思われるかもしれませんが、子どもたちは自分が努力したことではなく、周りの人への感謝の気持ちでいっぱいなのです。感謝する方もされる方もどちらも幸せな気持ちになりますよね。
大切な時間
いつか手が離れていくわが子。「お母さん、お母さん!」とまとわりついて、頼ってくれて、ごはんを作り、食べてくれて…親にとってこんな幸せな時間は今だけです。
こんな幸せな時間を、嫌なママ友に振り回されないでください。
死ぬ間際に「あ~、あのママ友のご機嫌をとっておいてよかった~。」なんて思いますか?そんなバカなこと考えたくもありませんよね。
グイグイくる人や怖いママ友もいると思いますが、少し勇気を出して次の3つのことを意識してみてはいかがでしょうか?
賢いおつきあい1【見ざる🙈】
ママ友の心の中をわざわざ見ようとしないことです。
心配りをしないということではありません。見ない=余計な(ネガティブな)想像はしないということです。
・なんであんなことを言うのかしら?とあれこれ想像して疲れる。
→相手の心の中なんて考えても分かるはずがないので、「あの人の意見は〇〇なのね。そうなんだ。でも私とは関係ないわ。」と思って考えるのをやめる。
・ママ友の家庭と自分の家庭とを比べて、勝手に落ち込んだり、または反対に優越感に浸る。
→ママ友に勝つことが目的ではないですよね。
ママ友の心の中を見ようとしないで、わが子の昨日よりもよくなったところをたくさん見て、成長を喜んでください。
賢いおつきあい2【言わざる🙊】
できる限りこちらの話はしない。
他人のことが気になる人というのは、自分に自信がなく不安でいっぱいなのです。もしくは、毎日が楽しくなくて、無意識に自分は不幸だと思っているから意地悪なことを言ってくるだけです。
幸せいっぱいの人は、他人のことを探ったり意地悪なことなど考えないです。自分がめちゃくちゃ幸せだったら…?って想像してみてください。意地悪なことなんて考えませんよね。ネガティブな感情を受け取らないためにも、距離を置いた方がいいです。そして相手のネタになるようなことは一切言わない。
志望校や塾のことはもちろんのこと、相談や自慢もしない。言わざるです!
あれこれ詮索されても、真面目に答える必要もありません。
でも、受験の悩みをひとりで抱え込まないでください。家族や友人、受験が終わっている先輩ママ、塾の先生などに悩みや愚痴、ときには子どもさんの自慢をしてください。
「聞いてくれてありがとう。」とひとこと添えれば、みんなあなたの気持ちを理解してくれるはずです。応援して協力してくれる人の方がたんさんいますよ。
賢いおつきあい3【聞かざる🙉】
あなたを嫌な気持にさせたり不安にさせるようなママ友の話は、聞かなくてもOKです。
「考え過ぎかな?私の気のせいかな?」なんて思わないでモヤっとした自分の感覚を信じて、距離をおいてください。
そして受験に関する情報も、ママ友から聞いたことだけではなく、ご自身でも塾の先生や行きたい中学校の在校生、学校説明会、文化祭等に行くなどして調べて判断してください。
他人に依存しすぎない自立したお母さんは、子どもから見てもかっこいいはず。
まとめ
子ども同士は受験する子もしない子も、本当に思いやりがあって励ましあったり応援しあったりしています。
母親はわが子を愛しすぎるがあまり、周りが見えなくなっておかしな言動をしてしまうことがありますが(笑)、ママ友の言葉ひとつひとつに反応しなくても大丈夫です。それぞれのご家庭の方針を大切にして受験生活を送ってください。
他人に依存しすぎたり振り回されたりしないで、自分の人生は自分でコントロールしてください。自戒の念も込めながら、みんなで仲良く中学受験を乗り切るでござる!